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右手小指が痛い
フルートを吹く時、右の小指が痛くなります。
これは、フルートを上手くなりたいという方が直面する問題の中で、
もっとも多いもののひとつです。
初心者の段階では、ほとんどの方が経験あることだと思います。
右手小指が真っ白になるような強い力で楽器を構え、
演奏していると、引き起こされます。
キーを強く押し過ぎるため、
小指が完全に外向きに弓なりになっている状態です。
よって、小指の関節に痛みがでてきます。
なぜ、そのようになってしまうのでしょう。
それは。
楽器が内側に回転して、
落ちてしまいそうになるのを、
防ごうとするからです。
内側に回転して落ちる。これは、フルートという楽器を演奏する時の宿命です。
誰にでも起こる、物理的な現象です。
それに対処するために、
右手親指と右手小指とで、
楽器を挟むように持ってしまう。
このことが原因です。
では、この症状から抜け出すためには、
どうすれば良いのでしょう。
右手小指は自然にカーブしている状態で構える
右手小指は、自然にカーブしている状態で構えましょう。
自然にカーブしている状態で演奏するだけが、
克服できる方法です。
そのためにすべきことは、以下のことです。
1 楽器を前方に押し出す力を、しっかりと右手親指に伝えること。
2 右手の人差し指、中指、薬指、そして小指は、
同じ力、つまり、必要最小限の力でキーを押さえること。
この2点をいつもチェックすることで、
小指が痛くなる状態を改善することができます。
そうすれば、右手が関係する難しい運指も、
楽々とクリアできるようになります。