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C管とH管の違い
これは、見た目ではっきりと分かる違いです。
足部管の長さが違います。
H管の方が3.5cmほど長く、
C管フルートの最低音C音の、半音下の「H音」を出すことが出来ます。
調性はCのままで、C管と変わりません。
実は、このC管とH管、最低音の違いからではなく、
それ以外の要素で選択されている場合も多いようです。
それは、音色感、響き方です。
H管は管が長い分、3オクターブめの音の音程が安定すると言われています。
また、全体的に落ち着いた音色となる傾向があります。
反対に、C管は明るく軽やかな傾向の音となります。
どちらが良い、悪いではありません。
アメリカのオーケストラでは、H管を使う奏者が多いです。
逆に
「H管は重い」
「より明るい音がほしいから」
C管オンリーというソリストもたくさんいます。
どちらかを選ぶ場合は、
実際に試奏してみて、違いを確かめてみてください。