インラインとオフセット

インラインとオフセット

キーの並び方にはすべてのキーが一直線に並ぶ“インライン”と、
左手の薬指だけ少し前に出ている“オフセット”と二通りあります。

インラインとオフセットは、
それぞれ次のような特徴があります。

インラインの特徴

オフセットに比べて、ポストが少なく構造がシンプル。

左手薬指のキーを押さえるためには、手や指の形を常に気にする必要があり、正しい持ち方を状態をキープできる。

キーが一直線に並んでいるため、見た目が美しい。

オフセットの特徴

インラインよりも構造が複雑でポストも多いので、メカニズムの強度が高い。

左手薬指、および左手小指が、インラインに比べて楽に動かせる（と、感じる人が多い）。

初心者向けの楽器は、オフセットとカバードキーの組み合わせが多いです。

音色面からみると、インラインとオフセット、差はほとんどありませんので、
楽器を構えた時、音を出してみたとき、指を動かしてみたとき、
などのフィーリングを大切にして選択しましょう。

オフセットを使っている人は次のことに注意してください。
左手薬指の指先でキーの真ん中ではなく、ふちの部分を押していないか、チェックしてください。

体全体を使う姿勢や構え方にも影響してくるので、
左手薬指は、キーの真ん中を押すようにこころがけましょう。