フルートを始めて、一番最初に悩むことの一つは、「息漏れ」です。
こんなこと、経験したことがありますか?
息が漏れている感じがして、息が続かない。
どうにか音が出ても、ガサガサという息の音の方が大きい。
その原因となることを見つけて、響のある音がでるためのコツを確認しましょう。
スポンサーリンク
息漏れの原因を取り除く
息漏れの原因のほとんどが次の3点です。
アパチュアが大きい
頭部管の向きが外側すぎる
息の方向が上すぎる
ですので、これらの3つを改善しましょう。
アパチュアをより小さくまとめる
アパチュアが大きすぎて、息を出しすぎることが息漏れの原因です。
ですから、アパチュアを小さくする。
これが第一のポイントです。
アパチュアは息の流れの終点です。
一度アパチュアから出た息は、そこから先では、絶対にコントロールできません。
ですから、アパチュアの部分で、まとまりのある息を作ることが、
響のある音を出すためにとても大切です。
アパチュアの大きさを少しずつ小さくしていく練習をしましょう。
鏡で見ながら、形と大きさを整えていきましょう。
思ったよりも小さめ、細めにすることがコツです。
そのとき、唇に力を入れずにいることが大切です。
頭部管の向きを内側にする
頭部管の向きはどうしても外側になりがちです。
エッジを自分の方にしっかりとむける角度で吹きましょう。
そのとき、歌口の穴を下唇で30〜40%ふさいでいるか確認しましょう。
それ以上でもそれ以下でも、響のある音が出にくくなります。
鏡をみて、チェックしましょう。
息を出す方向を変える
息を細めにまとめることができたら、今度は、息の方向を変えましょう。
多くの場合、息の方向が上すぎます。
息が当たるエッジは、唇より下にあるのですから、
息の向きは、斜め下です。
自然な息の出し方をしたときに、楽器の中に息がしっかりと入るポイントを探しましょう。
この3つポイントをチェックすると、息漏れの音がなくなり、
豊かな響のある音が出るようになります。