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フルートの基本から大切なことまで

高音をきれいに美しく1

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高音をきれいに美しく1

 

華やかな高音のパッセージを軽やかな音色で、
いとも簡単に演奏している自分。
音色はキラキラと輝いている。

フルート奏者なら誰でも憧れるシーンですね。
でも、実は、高音域は苦手だと思っている奏者は多いのです。

その理由のベスト3は次のものです。

・身体や、口に力を入れないと、音が出ない。
・音程(ピッチ)が、とても高い。
・音が細く、固く、苦しげになる。

ということは、うまくいくためには、
この逆の状態で演奏できれば良い訳です。

身体と口は、リラックス。唇や真ん中に寄せるイメージで。
音程が上ずらないように、いつもよりゆっくりした息のスピードで演奏する。
アパチュアを細くし過ぎないで、今よりも深い息で演奏する。

必要以上に速いスピードの息で、「エッジを吹きつける」ことはやめましょう。

そうではなく、息の圧力を身体の中に創り上げて、
息の圧力で管の中を響かせるようにイメージしましょう。

もう一つ、大切なことがあります。

エッジとアパチュアの距離を短く(近く)すること。

距離を短く(近く)する時に、
楽器を内側にまわして、エッジを手前に持ってきてはいけません。

なぜなら、息がエッジで2等分される、
という美しい音が出るための物理的原則が崩れてしまうからです。

2等分を保ったまま、短く(近く)するためには、
上唇、下唇ともやや前に出して(力を入れずに、やわらかいまま)、距離を短く(近く)しましょう。

そうすることによって、
息が2等分されたまま、距離だけを近くすることができるようになります。

これらを自分のものにすれば、
光り輝く高音をあなたは手に入れることができます。

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