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音程(ピッチ)が合わないのは奏法に原因がある
音程(ピッチ)が高い。
音程(ピッチ)が低い。
ある音の音程(ピッチ)を直しても、
隣の音に移ると、また同じように音程(ピッチ)が合わない。
実は、
音程(ピッチ)が合わない時は、音程(ピッチ)が悪いのではなく、
音色も効率よく響いていないのです。
つまり、奏法そのものに問題があるということです。
何かがうまくいかないときは、
原点に戻って、奏法そのものをチェックすることが大切です。
音程(ピッチ)が高い場合を考えてみましょう。
音程(ピッチ)が高いのは、次の3点のいずれかに原因
1 息のスピードが速すぎる
2 アパチュアとエッジの距離が遠すぎる
3 その両方
ですから、音程を下げるためには、
息のスピードを遅くする、アパチュアとエッジの距離を短くする、
あるいは、その両方を実行することに集中すれば良いのです。
他に道はありません。
上達したい、美しい音を手に入れたいのなら、
このことだけに集中して取り組むことです。
才能、経験、これらはフルートの音程とは一切関係ありません。
これらを持ち出すことは、自分への言い訳になってしまいます。
物理的な条件をしっかりと整えること。
目に見えないものたちなので、試行錯誤することは大変です。
そんな時、チューナーはあなたを助けてくれます。
チューナーは音程(ピッチ)を計る機械ではなく、
音色を判定して、奏法のチェックを手助けしてくれる機械だ、
という意識で練習に活用しましょう。
効率よく上達するために、
練習ではいつもチューナーを使いましょう。
そして、正確な音程(ピッチ)、美しい音色をもった演奏者になりましょう。