フルートで音が出るようになってくると気になるのが、
息の音です。
雑音がなく、美しく豊かに響く音を出すための方法を確認してみましょう。
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息の音の正体とは
フルートを吹いているときの「シャーッ」という音は、シャーリングと言います。
息が歌口のエッジに当たる音です。
シャーリングについては、様々な意見があります。
「この音は、音色の一部だから、気にしなくても大丈夫。」
「とにかく、シャーリングのない音を目指すべき。」
このように正反対の意見があります。
現状では、次のような考えが一般的です。
「息の音にこだわるより、音色そのものの響きを良くすることを考える方が良いでしょう。」
それでも、なるべく息の音を少なくしたいと願っている人は、多いです。
では、その方法とは、いったいどんなものでしょう。
息のスピードを遅くする
エッジにあたる息のスピードが速すぎると、シャーリングが大きくなります。
ですから、息のスピードを遅めにして、息の音の変化を確認してみましょう。
「エッジに息を吹きつける」から、
「息の流れを音に変える」という発想で音を出しましょう。
息の音と、音色そのものに、大きな変化が生まれるでしょう。
息の音よりも、音色そのものに意識を向けて、練習すると、
さらに魅力的な音色を出すことができるようになります。